「できる仕事」と「できない仕事」
諸事情あって、ブログなんて書いている場合じゃないんですけど、なるほどーという気づきがあったのでちょっとだけ。
皆さんは今、「できる仕事」と「できない仕事」のどちらをやっていますか?むかし一緒に働いていた仲間と話していて、そのどっちをやっているかによって時間とともに明らかに「差」がついてくるね、という結論になりました。
30代も半ばくらいになってくると誰が出世して、誰が出世してなくてみたいなのがだんだん出てきますよね。その時にやっぱり「できない仕事」をやってたやつの方が上に行っている気がするんです。(必ずしも組織での出世という話にしたいわけじゃないんだけど、そこはいったん単純化して話します。)
「できない仕事」やっている奴は、やっぱりできないからよく上から怒られたり、失敗したりしている。でも、やっぱり「できない」なりにストレッチがきいていくので、少しずつは成長していく。悪意はないけど自分勝手で、でも一生懸命だから応援したくなっちゃう、みたいなひとかもな。
「できる仕事」をやっている奴は、貢献意識が高くて、もしかするととってもいいやつ。だけど、自分のできるラインを超える機会がだんだん減っていくから、どこかのタイミングで平均的な仕事に埋没してしまう。
最初はみんな、つまり新入社員のころは「できない仕事」しかないわけだから、みんな成長するんだけど、数年たつと徐々に、どっちを選ぶか、というのが出てくる。それに「できない仕事」を選んで怒られるのはだれだっていやだから、時間とともに「できる仕事」に多くのひとが移行していく。はたしてどこまで「できない仕事」を選び続けられるか、我慢くらべみたいな感じかも。
単純にどっちを選ぶかみたいな話にしちゃったけど、おそらく多くの人にとってそれは比率の問題だと思う。ある程度「できる仕事」が増えてきた状況の中にあって、「できない仕事」を選ぶって意外と難しいことかもなぁと。ちなみに、「できない仕事」って、難しい仕事とは全然違うと思うんだけど、難しい仕事やってれば、充実感もあるしね。
「できない仕事」が、今自分の眼前にひとつでもあるだろうか、そんなことを問いかけながらやっていくのが、いいのかもしれないな、と思うんですがいかがでしょうか。
ちなみに今の私の眼前には「できない仕事」が山積していて・・・ああ、単に自分を慰めたくて書いただけかもな。ということに気づきましたとさ。
では。